宝石買取への期待
40代の体型は、あまり確定的ではありません。
今日はクラス会でフランス料理のフルコース、明日は友達と中国料理などと2、3日外食が続いたりすると、すぐにお腹のまわりが気になってきます。
で、慌ててダイエットを始めて一週間で2キロ減量してホッとするという具合に、小さな変化はしょっちゅうあることですから、ウエストあたりはそれほど厳密に身体とのフィット感を問いません。
それでもワンピースやタイトなスカートの場合は、座ったときにおなかまわりにどんなシワがよるのかぐらいは試しておいたほうがいいでしょう。
もしも、フィッティングルームの鏡をパッと見て、その日着て行った自分の洋服よりもおしゃれに見えなければ、販売員にも見せずにさっさと脱いでしまうことです。
このとき、迷いが生じて販売員に相談などしたら絶対にダメです。
相手は売るのが仕事ですから、プラスイメージしか言うわけがありませんし、そんな耳触りのいい言葉を聞いているうちに、最初の判断がだんだん甘くなって、簡単に自分を許してしまうからです。
私の場合、ときにはダメだと確認するためにフィッティングルームから出て、全身を見ることもありますが、その場合は他人の言葉に耳を貸しません。
それにたいていフィッティングルームから出る前にすぐにその日の洋服に着替えて「イメージが違っていましたから」と、堂々と理由を述べて販売員に返します。
手間をかけて試着したからといって、そう簡単には買わないことです。
何軒か回って、見て、触って、試着してを繰り返して、ようやく思い通りの洋服と出会うことになります。
ときには「これで決まりかな」と思っても、グッとこらえてさらに何軒か回り、結局その日は時間切れでおしまい。
3日ぐらいたってから「やっぱり、アレでよかったんだわ」と、少々妥協する気持ちもふくめて、最初のお店に戻ってお目当てのものを買ってくるということもあります。
そんなときに限って、ほんのちょっとの時間差でさらにイメージに近いものを見つけたりするのですが、そのときはそれもまた買うことにします。
私はひとつのテーマで服を探すとき、少なくとも30着は試着します。
試着の経験を次に生かすコツとして、こうしたことを知っておけば、次のシーズン、あるいは別のテーマで買い物するとき、間違いもありませんし、その2着を見つけたことで、私は時代の空気を買えたわけですから気持ちはスッキリしています。
買い物に細かいガイドラインを設けていると、こうした二度手間は避けられませんが、それで残念だとか不経済だとは考えません。
自分ではかなりイメージに近いと思って試着した服なのに、どこかしっくりしない。
その原因はどこにあるのかを、その都度身体で確かめて、よりいっそう自分の個性やテイストを知ることができるのですから、どの服とのふれあいもとてもいい体験だったのだと解釈することにしています。
たとえ買わなくても、せっかく時間をかけてフィッティングルームに入ったのですから、次のプロセスを踏む前に、販売員とのコミュニケーションを生かして、必要な情報をしっかり得ておきます。
このとき欲しい情報とは、今、店にはないもののことを知ることです。
自分の求めているものが今後もその店に入る予定はないのか、色違いはどうなのか、あるいはデザインがちょっと違うものなら可能性はあるのか、といった今後の仕入れ状況の試着時間まで視野に入れた候補店として、お買い物リストに残すべきかどうかの判断基準になります。
今後のつき合いをどうするかまで考えながら、買い物をしていくわけです。
逆に、「襟ぐりが私にはちょっときつかった」とか、「丈がもうちょっと短いものを探している」というように、試着したうえで私がなぜ買わなかったのかという情報は、お店側にきちんと伝えるようにします。
生地やデザインが微妙に気に入らなかったのか、あるいはサイズだけの問題なのかという消費者の声を、きちんと生産者側にフィードバックすること。
それは私の場合、ファッションコーディネーターの仕事の一部ではありますが、洋服に限らず普通のお客の立場としても、販売員と情報交換するのは買い物のマナーだと思っています。
プロに直してもらうときのチェックポイントをお教えします。
プロにサイズ直しを頼むとき、ぼんやり立っていないでその場で希望事項を伝えなくては、せっかく買った洋服を楽しんで着られなくなってしまいます。
フィッティングルームを出て、靴を履いて全身のバランスを見ます。
モード丈、自分好みの丈、どちらにするかをまず決めます。
トップスの場合、なで肩の人は袖付けの脇に縦のシワが出ることがあります。
これは肩パッドを入れれば解決しますから、後日自分で修正しましょう。
ボディの脇を細くしてもらう場合は、ウエスト位置より5センチぐらい上を絞ると、脚が長く見えます。
スカートの幅を変えるときは、鏡で脇線をよく見て、縫い目が床に対して垂直に下りるよう、前身頃、後ろ身頃をバランスよく詰めないといけないので、ピン打ちのあと、脇線を再度チェックします。
これも買い物上手になる方法のひとつです。
親切な販売員なら、こうしたピンワークを快くやってくれると思いますが、気づかない人の場合、こちらから頼んでもかまいません。
要は身体にしっくり合うサイズに仕上げることが大切なのですから。
いつもサイズ直しせずには着られないという体型の人は、プロに頼むとお金がかかるので、実家のお母さんをふくめて、ご近所の知り合いや友人で洋裁上手の人を確保しておくことです。
コートの場合は、何枚か重ね着することを想定して袖丈を詰めていきます。
中に何を着るかを考え、いちばん重ね着をしたときを基準に長さを決めます。
ピン打ちは手間を省かず、ぐるりと必ず全部に打ってもらいましょう。
スカートの丈を直すときは、できればピンを縦にたくさん打ってもらうときれいなラインが出て、完成時のイメージがつかみやすいと思います。
同じ理屈なのですが、裾にする先端を折ってピン打ちするのではなく、中間でつまんでもらうと程良い長さがよくわかります。
たとえば、袖の長さを決めるなら肘のところにピンを打つ、ワンピースはウエストあたりをつまんでピンで固定する、ジャケットの脇詰めは背中中央の線をつまんでもらうといいでしょう。
あるいは街で「リフォーム」や「サイズ直し」の看板を見かけたら、値段をチェックしておくこと。
買ったお店よりもずっと安いはずです。
自分のテイストに合ったものがたくさんあるお店で、そんなに大量に買わなくても馴染み客になるコツは、早く顔を覚えてもらうことです。
高いものをパンパン買えば大事なお客様ですから、すぐに覚えられるでしょうが、お金を使いすぎなくてもいい関係を作る方法を見つけましょう。
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